RSSが普及するとかについての妄想

RSSの役目は結局のところデータフォーマットであり、ひいてはBlogやCMSをつなげるインフラだったりするわけで、アプリケーションからみれば下のレイヤーの技術なのだと思う。若干強引だけどHTTPなどにたとえてみる。Webが普及するのにHTTPの認知度が上がる必要はなかったし、「一般にHTTPは浸透したよね」なんてことは全く議論に上ってこなかった。
「なんだか便利なアプリは実はRSSの上に乗ってます」というのが本質的な価値ではないかと。
http://d.hatena.ne.jp/core/20080220/1203447152のコメント欄でotsune氏が指摘するようにすでに、その時代はじっくり始まっていると思う。
そういう意味じゃRSSリーダーなんていう使い方はまだ電子メールのアナロジーで言えばMHぐらいの世代の利用法なんだと思う*1

RSSにはまだ一般層でのキラーアプリはそれほど多くないね」という主張であるなら共感できるんだけど、「結局RSSなんて一般層とは関係ないオタク用の技術だよね」という話なんだとしたらちょっと違うかなと思ったわけです。

そしてその解のうちの一つはRSSリーダーが一般人に使われないのは「自由度」と「用語」と「見せ方(宣伝文句)」だけの問題 - キャズムを超えろ!に出ていると思う。

*1:古いことはよく知らないのにこのへんは果敢に書き散らしてみた。