ナントカ問題続き

物証に即した論理的なかちっとした検証に自分が挑んでも仕方がないと思うのであえて焦点をぼかした観念的な検証をしたいと思います。言い訳がましいですね。言い訳なんですけど。自分の場合は前のエントリにある通り元々朝日新聞に好意的でないという事情に加え、はじめにこの話を知ったのが報道ステーションでの安倍氏出演の模様であるし、その後読んださまざまなblogも大体朝日の主張に疑問を抱くものが多かったので予めもうバイアスがかかっているかもしれないことは先に述べておきます。

まずnhk.or.jpを見てみる。

朝日新聞報道問題」のリンクが目を引きます。若干強圧的な印象を受けないでもない。質問状の内容はやけに具体的で詳細にわたっていることは多くの人が認めるところだと思う。

続いてasahi.comを見てみた。

24:21分現在で「社会」のページからたどれる記事はこれだけ。

「政治家の圧力許さぬ」NHK番組改変で出版流通対策協
(k12u注:記事内容は省略)

NHK番組改変問題、東大教授ら14人が究明求める声明

なんか弱気?なような気がしないでもない。この問題を特集したページもあった気がするが見つからない。これを節度とか余裕と見ることもできよう。でもなんか自分には「なかったことにしよう」的な態度に見える。ていうか他力に頼りすぎでしょ。
こんな観念的なエントリに言われたかないだろうけど朝日の主張は観念的すぎてダメだと思います。プロパガンダにすら成れてないと思う。

朝日の主張が完全に正しかったとして。

自分の予想には反する仮定だけれども。NHKの中ではもう例のヘンな会見を開いた職員以外は(外から見れば)関係者全員が「朝日間違い。自分ら正しい」で一致している感じで一方の朝日は記事からしてトーンが弱い。この時点でたとえ朝日が正しかったとしても「無理を通せば道理がひっこむ」ではないけれどもどんだけ正しかったとしてももうあんまり朝日に勝ち目はないんじゃないかという気がする。繰り返すけどおれはどちらかと言えばNHKの主張を信じます。もちろんNHKの論理にも瑕疵はあるだろうし(誰からのものにせよ)怪しい圧力が諸方面から諸方面へ飛び交っているのだろうし現に修正が行われたにせよデンパ番組が流れてしまったあたり、NHKバンザイとは決して思っていないわけであります。あーずるい立場だオレ。